FPSの王様がウルトラバイオレンスになって帰ってくる! 新『DOOM』E3でのゲームプレイ公開を予告するティザートレイラーが公開

本誌が去年見た通りなら、脳汁全開度は期待してくれちゃってヨシ!

 ベセスダ・ソフトワークスが、PC/PS4/Xbox One向けに開発中の新作FPSDOOM』のティザートレイラーを公開。日本時間の6月15日午前11時に行う同社初のE3カンファレンスで、そのゲームプレイを披露することを予告した。

 

 ダブルバレルショットガンに弾を詰めるプレイヤーの手元と、両肩のキャノンをバカスカ撃ちながらこちらに歩いてくるRevenant(『DOOM II』から登場している敵)が一瞬映るだけという3秒程度の内容で、ファン以外には短すぎて何のこっちゃわからないと思うが、ここに込められているのは、この作品が何よりもまずFPSの元祖『DOOM』を愛し続けたファンに向けたものであるというメッセージに他ならない。

 本誌では、昨年ダラスで行われたファンイベントQuakeConで限定公開された本作のプレゼン&実機デモをリポートしたが、その内容は20年前に初期『DOOM』でゲーマーが味わっていた、連続する強烈な刺激に脳が溶けるようなインパクトを、現代的なギミックや最新のグラフィックを足した上でアップデートしようという、とてつもないものだった。


doom
▲両肩に大砲しょって下半身ズル剥けで赤い奴と言えば、『Doom II』のRevenant!(IIIのRevenantは白い) クラシックなモンスターも現代風にデザインされて完全復活。結構なスピードでバカスカ撃ってるのも本作のテンポ上、重要なポイントなので覚えておいて欲しい!

 もちろん、すっかり刺激に慣れちゃった連中をふたたび20年前に通過した地獄に叩き込もうってんだから、暴力表現はファンが絶叫するぐらいの盛りまくりのウルトラマックス。秒間60フレームのリアルなグラフィックで、バリバリ、ビチャビチャと色々飛び散らせまくりだ。『DOOM』を超バイオレンスに改造するMOD「Brutal Doom」の作者がデモの噂を聞いてスネていたのも納得で、表現の方向性は違えど、強烈さはまさに「Brutal Doom」を参考にしたとしか思えないレベルだった。

 

 当時、家族に隠れて大興奮しながらプレイしていた現オッサン勢(見つかったら殺人者予備軍のような扱いを受けたのだ、マジで)はもちろん、オリジナルなんか知らない世代も「こんなゲーム遊んじゃっていいの?」と驚くに違いないと思うので、お楽しみにお待ち頂きたい。ちなみに、『DOOM』のストーリーなんかあってないようなものなので、過去作は知らなくても特に問題はない。脳を空っぽにして楽しもう。
 カンファレンスはもちろん本誌でも取材する予定だし、Twitchのベセスダ・ソフトワークス公式チャンネルでストリーミング中継が予定されている。わざわざベセスダ初のカンファレンスをやるってことは、これだけではないハズなので、洋ゲー派なら15日はサクッと朝からスタンバるしかない。

テラ RMT